真宗大谷派 西方寺 本文へジャンプ
支援の紹介


お通夜やお葬式の時に自閉的傾向の障がいをお持ちの方が少しでも精神的負担を軽くして最後のお見送りをしていただくためには、まわりの方々の自閉症の特性の正しい理解と適切な支援が必要であることは言うまでもありません。
実際に障がい児(者)とお葬儀を経験した方々の体験談を通してご紹介していきたいと思います。


 障がい児(者)に合ったスケジュールを作成する

自閉症の特性のひとつとして、『先の見通しがたたない』ということがあります。「これから何が始まるんだろうか」、「一体いつまで続くんだろうか」等の不安をいっぱい抱えたままで一方的な指示に従っていくとすれば、こけほど苦痛なことはありません。自閉的傾向や知的障害の軽重、個人的な性格等によって、スケジュールを把握できる時間も違いますし、文字を理解するのが得意な方、イラストを理解するのが得意な方、写真を理解するのが得意な方と、個人差があるように思います。障がい児(者)の個々の特性に合ったスケジュール表を作成することが肝心です。
パソコンを使ってご自分で作成されてもよいと思いますが、おめめどうで販売されておられますのでご覧になってみて下さい。
障がい支援の専門家でいらっしゃる大西俊介さん(syunさん)も、「目が悪くなったらメガネをかけるのと同じように、足りない部分を支援グッズで補えばよいのです。今からでは遅いなどということはありません」とおっしゃっておられます。また、オアシス(親の会)の主催で摂津市にあるダイキン工業に見学に行った時のことですが、工場長さんが、「車いすの方に作業してもらう場合は作業台の高さを調節するだけで見事に作業効率を上げてくれます」と言って下さいました。言われてみれば当たり前のことなのですが(もちろん工場の体制としては大変なご努力だつたと思います)、目からうろこでした。


 エスケープスペースを用意してお

障がいをお持ちの方はもちろんのこと、ご高齢の方や小さい子供さんにとって、二日間に渡る長い時間、参加し続けることは大変なことです。葬儀業者にお願いして避難できる部屋を確保しておいていただくとよいと思います。お気に入りのもの(本やゲーム等)を持参しておいて少しの時間でもリラックスできれば何とか復活できるものです。息子は半分以上避難しておりましたが、何とか最後まで参加することができました。

 最後まで参加できた後のお楽しみを用意しておく

日々の生活をしていくなかで我慢をしなくてはならない時は多々あります。


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